株式会社エコアニマルヘルスジャパンの最新情報

 2014年4月

陽春の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 懸念していたPEDが、全国に広がり続けていることを、残念に感じております。生産者並びに獣医師の懸命な努力を知っていたからです。養豚獣医師の中には、「高いバイオセキュリティ、衛生管理をしていた農場にもかかわらず、侵入を許してしまった理由がわからない?」とおっしゃる先生がおられます。その発生の中で肉豚舎からでなく、分娩舎の特に2週からの動きが非常に気になるので、「別の要因も考える必要があるのかもしれない?」とおっしゃっておりました。

 残念ながら、日本では『疫学』という学問が発展してきません。現状の問題点や原因について、「これだ!」という指摘ができていない点が気になります。

 北米の事例を参考に挙げると、やはり『バイオセキュリティ』をしっかり取り進める事が肝要だと言い続けております。ただし、1農場ではなく、地域や業界全体が取り組むものであると指摘しております。「持ち込まない!持ち込ませない!」ということです。農場側の大きな壁づくりだけでなく、外部からも持ち込まない消毒作業を確実にする。不必要な訪問は一切禁止する。

 もう一つ重要視しているのが、『知ること』です。今の状況がどうなっているのか、他県はどうなっているのかを、皆注目することで、『常に意識する』動機付けをしているそうです。毎週どのような状況変化があるのかをしっかり見据えるということです。

 特効薬は今のところありません。「持ち込まない!持ち込ませない!」努力と、万一侵入した際のいち早い対応で拡げないことも大きな対策だと考えます。
状況により早期淘汰もその農場経営の上で重要な決断だと思います。

 暖かくなる季節要因でウイルスが少しでも残存しにくくなることを祈っておりますが、他力本願では見通しが立ちません。『自力更生』で1日も早く清浄化できることを祈っております。
季節の変わり目、皆様お身体にお気を付け下さい。

株式会社エコアニマルヘルスジャパン

代表取締役

石垣 克至