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三月のご挨拶

早春の候、貴社いよいよご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

 この冬はいつにも増して寒いような気がしますが、開花予報では「平年並み」で、3月下旬(3/26)が東京の開花予報のようです。お花見が待ち遠しいです。

 さて、岡山で開かれた獣医師会の年次大会に参加した際のいくつかの講演について触れてみます。

<鳥インフルエンザワクチン>
当たり前の話ですが、備蓄しているワクチンは、国内で発生した高度病原性の分離株に効果のあるものでなければ、意味がありません。そこで農水省の動物医薬品検査所が野外分離した熊本株を用いた攻撃試験を実施しました。その結果、効果が確認されたという報告です。どうしても無症状の渡り鳥が持ち込んでくる以上、網の目を潜っての感染事例は、今後もありえるのでしょうか?

<PED>
様々な分野の方からの発表を聞き、改めて各地域の防疫対応のご努力により、鎮静化への方向にあるのだと感じました。馴致が今回のマニュアルで認められたという言い方に対して、当局は何らこれまでと変更がなく、放置された馴致が爆発して流行の元になることを考え、家保等地域担当が掌握しておくことが地域防疫上重要であるための、明記だと説明されていました。気になったのは、時間軸として、いつまで馴致を続けるのか?ワクチンを打ち続けるのかといった論議もこれから必要だと感じました。試案として「馴致から、地域の流行状況を考慮した上で、未経産のワクチンに移行し、そのワクチンも地域での発生無くなれば、その地域は卒業する。」「手順として、未経産豚に強制的な馴致材料を使用しない、その代り農場内の経産豚との接触を十分にする。」というのはいかがでしょうか?どんな病原体が、いつ感染し、どれだけ生産性に影響しているのか検査をして、農場の実態把握が大切だと考えます。

<乳牛>
勉強不足でこれまで分娩後、泌乳するのが当たり前の乳牛という認識でしたが、出産という大イベント、そして直後から始まる子牛への母乳を介した栄養供給で、母牛自身の栄養確保が十分でなく、これらによる周産期問題の重要性を認識しました。治療も大切ですが、そうならないよう栄養面からの予防的対策の重要性も感じました。これは養豚でも同じことで、だからこそボディコンデションをしっかりコントロールできている農場ほど、離乳時子数も多く、その後も事故率が低いといった、プラスのサイクルが回っているのでしょう。

 今後、TPPをきっかけに、より高品質の畜産物が求められていくものと考えます。高品質ということは、元気で健康な動物を育て上げていくことだと思います。どの病原体を清浄化すべきで、何をしたらそうなるのか、1つずつ引き算して行ければと考えます。

春の訪れが待ち遠しいものですね。ご健康にはくれぐれもお気を付けください。
ありがとうございます。


株式会社エコアニマルヘルスジャパン

代表取締役

石垣 克至