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二〇一六年二月のご挨拶
 

余寒お見舞い申し上げます.

 2/4の立春前日までは「寒中見舞い」、以降は「余寒見舞い」ですね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?暖冬のスタートだったせいか、冷え込みがきつく感じられます。もう「平年並み」という比較論ではなく、これまでにない急激な雪、雨といった異常気象が当たり前になってくるのでしょうか?気象庁開花予想では東京323日で昨年より2日早い予想です。花粉飛散数予測は、「例年に比べると、花粉の飛散量はほとんどの地域で、少なめになるでしょう。ただ、心配なのは、東北地方です。」とのこと。

 さて、久しぶりにアトランタに行ってきました。以前はInternational Poultry Expoと呼ばれ、世界中から養鶏関係者が集まっていたイベントでしたが、これにInternational Feed ExpoInternational Meat Expoが加わった3Expoとして飼料・食肉・養鶏の年次博覧会、1,250以上の出展、30,000以上の参加者で、世界の動きを垣間見る機会を得ました。

 ご承知の通り、世界で生産される食肉の1/4以上が中国で消費されており、中国人の食肉に対する食欲は増す一方です。1978年には、中国の食肉消費量は800tで米国の2,400t1/3だったのが、1992年までに中国は米国を追い越し、世界一の食肉消費国となり、米国の2倍を超えています。米国と中国の動向によって地球全体の畜産が決定付けられているとも言えのではないでしょうか。

 興味のある情報としては、①抗生物質に代わる代替物質(飼料添加で抗病性、又は生産性の向上)の紹介が多くなったこと、②鳥インフルエンザが脅威として一番の要因で、報告義務違反に対して、個人では25万$または禁錮5年、企業では50万$または禁錮5年という米国には罰則があること、③免疫賦活卵内接種ワクチン、生ワクチンの錠剤化、④食肉処理加工の自動化、⑤Pork101という養豚家の「豚を育て出荷するのではなく、豚肉を消費者に供給している」教育活動等々がありました。詳細な報告は鶏卵肉情報、養豚情報に投稿しようと予定しております。

 余談ですが、将来見通しの講演の中で、予想以上にトランプ氏が優勢で米国の新しいリーダーになった場合、TPP効果がより期待でき、食肉輸出が伸びると予測しているとの事でした。「強いアメリカ」が大好きな米国ですね。一方、会場のアトランタ中心地にまだホームレスが存在し、物乞いをしてくることと、空港の検査前のポスターに「ここから先、銃の持込禁止」と書いてあることに、「病める米国」を感じました。

 日本の将来は「日本流」で、どこかの国を真似れば良い時代は終わったと強く感じています。Pork101の試食会で日本国産同様に美味しい豚肉を口にし、その評価発表の中に米国人生産者から「UMAMI」という表現が出てきたのには驚きました。よりハッキリした差別化をしないと美味しい日本産の地位も危ういと感じました。

これから更に国際競争の嵐に直面せざるを得ないのですが、変化の先取りをして、立ち向かっていく必要があると強く思いました。ピンチをチャンスに変えられる底力が日本にはあると信じております。今月も宜しくお願い致します。


株式会社エコアニマルヘルスジャパン

代表取締役 石垣 克至




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