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二〇一七年二月のご挨拶
      

 余寒お見舞い申し上げます.
 2/4の立春前日までは「寒中見舞い」、以降は「余寒見舞い」を毎年忘れております。昨年秋らしくない暖かさから、急な冷え込みに冬を感じ、雪国では異常なまでの積雪のニュースに、「平年並み」が何を意味するのか分からなくなってきました。
 
開花予想は東京3月22日(日本気象㈱)または3月26日(ウェザーマップ)で、気になる花粉は、「飛散量(全国平均)が例年の1.2倍、少なかった昨年の4.4倍になる」との予測で、さっそく私の鼻炎も始まりました。平年並みでしょうか?
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 さて、久しぶりにシンガポールに行ってまいりましたので、そのお話です。
 優秀な小国:マレー半島南端、赤道の137km北、北緯1.22度に位置する常夏の島国で、人口5,610,000人、領土719.2km2は東京23区ほどの都市国家で、貿易、交通及び金融の中心、世界第3位の国民所得などの経済力は、華人 (74.1%)、マレー系 (13.4%)、インド系 (9.2%) 及びユーラシア人の文化多様性から来ているようです。
 
 死刑制度:人口あたりの死刑執行件数は高く、特に、麻薬密輸有罪時は必ず絞首刑が適用されたそうです。但し、必ず死刑が適用される条文については、2012年に廃止されています。身近な罰則として、①ガムを持ち込んだだけで罰金、② 唾を吐いたら罰金、③煙草のポイ捨てS$300、④空き缶捨てたら処罰として、掃除奉仕や「私はポイ捨てをしました」とラベルを体に張り付けられる、⑤エレベーターで用を足すな⁉匂い反応装置で警察が来るまで扉は閉まったままに、⑥同性愛禁止、ホモは2年間刑務所に入ることも?レズはお咎めなし?⑦公共トイレ水を流さないとS$150、⑧公共物芸術文化を破壊したらむち打ちの刑?だから「FINE CITY(罰金が科せられる国)」と呼ばれるのですね。犯罪率の低さと街の綺麗さも有名ですが、一本路地裏に入るとそうでもないのは、本来備わったものではなく、罰則の影響によるものなのかもしれません。
 
 ラッシュアワー:2013年MRTの平日始発から午前7:45まで完全無料化は2017年6月30日まで延長となりました。タクシーでは朝晩25%の割増料金を設定するなど、混雑を緩和する政策を打ち出しています。しかし、東京ほど車が見あたりません。税金は安いのですが、カローラで約1000万円です。車税率100%、更に新車購入権(COE)を公開入札で入手しないと自動車が購入出来ません。平均月収約15万円から考えると車は買えません。アメリカなら310万円から買えるシボレー・カマロが輸入経費以外に日本の排ガス規制等で490万円程度になるという話に似ていますね。
 
 税金:シンガポールに無い税金には、住民税、贈与税、相続税等で、日本から移住するお金持ちが急増したと聞きます。安いからシンガポールは良いとは短絡的で、車は高価格、医療費も高額と、日本よりも出費が多い様です。チャイナタウン駅すぐそばの中華料理屋で食事をした時に、英語を話せない老人たちが、ピーナッツだけでビールをガンガン飲んでいる姿を変だと思い友人に尋ねると、“シンガポールの光と影”で高年齢層の貧困問題が大きくなっているそうです。
 
 強い軍隊:560万人の人口に対し、陸50,000、海9,000、空13,500の計72,500名。徴兵制2年間の後は予備役に編入され、有事の際は総動員体制となるそうです。軍事予算は全歳出の20%強、大きな外交圧力になるのでしょうか?元々は同じ国であったマレーシアとは、領土問題、欧米諸国へ対する姿勢などでたびたび衝突して、隣国でありながら複雑な関係といえそうです。
 
 水資源問題:依然大きなアキレス腱となっています。水の蛇口はワンプッシュ型が多くて、1回の量が限られ、流しっぱなしの無駄遣いが出来ません。写真はシンガポール側から見るジョホール海峡を渡るコーズウェイで、3本の水道管が並設されています。隣国マレーシアから輸入した原水で賄っています。1998年「シンガポールへ水供給を停止する」「水価格を100倍へ上げる」という威嚇発言があり、マレーシアとの輸入契約期限である2061年に向け、逆浸透膜濾過技術で下水を飲用水に利用可能とする「ニューウォーター」(NEWater)計画や、またマリーナ湾口をせき止めて淡水化する可動堰式ダム「マリーナ・バレッジ」も完成しましたが、まだまだ目標にはほど遠いと聞きます。
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 シンガポールは水だけでなく食料も他の国に頼っています。今回の旅行で「欧米の話題より、身近で助けてくれる友好国をアジアに作っていく事が大切ではないか⁉」と感じました。食糧の安全保障に、今の日本に危機感がないと言えるのではないでしょうか?「輸入すれば良い、買えば良い」という時代ではなくなります。英米のアンチグローバリセーションが示しているではないですか。TPPが無くなっても、2国間協定で厳しい要求が来るのは間違いありません。更なる国際競争の嵐に直面せざるを得ないのですが、立ち向かっていく力があるでしょうか?日本には「高い技術」と「和をもって貴しとなす」共存の心があります。畜産の見直しによる食糧安全保障は、生産者の皆様のみならず関連業界、消費者全ての力でなすべき課題だと思います。いかがでしょうか?
 どうぞ宜しくお願い致します。

株式会社エコアニマルヘルスジャパン

代表取締役 石垣 克至


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