株式会社エコアニマルヘルスジャパンの最新情報

2020年7月のご挨拶


盛夏の候、コロナに負けず、皆様新しい生活様式でご活躍されていることと存じます。右肩上がりの東京感染者数にびくびくしております。

 「1日のPCR検査件数を2万件にする」と宣言してずいぶん時が過ぎたように思いますが、相変わらず数千件の検査数レベルのようですね。検査数が増えれば、陽性の絶対数が増えるのは当然です。重傷者数がこのうち何%なのかが大変気になりますが10%以下のようです。新規感染者(PCR検査陽性)が2カ月ぶりに100人を超えた東京都ですが、6月下旬から連日50人を超える中で、隣県への感染の広がりや、「第2波」を懸念されます。外出自粛や休業要請を伴う緊急事態宣言が再び発令されることなく、再開した経済活動にブレーキをかけたくない政府や都の思惑も見え隠れします。東京アラート基準が撤回され、『総合的に判断する』というのが、経済を回し続ける施策に大きく舵をきったのだと頭では理解しておりますが、都知事の言う【感染拡大要警戒】が何を表すのか、理解しておりません。

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国内畜産物は堅調予測、海外はコロナの人的被害に起因する処理場・加工場閉鎖や物流停止による消費減を懸念
http://jaccnet.zennoh.or.jp/d1100000000/d1100100000/d1100101000/p0594.html
(JACCネット食肉情勢より抜粋)
(1)牛肉
 国産成牛と畜頭数は、4月5月は前年比92.4%、94.3%と前年を下回ったが、6月の生産量は全ての品種で出荷頭数の増加が見込まれることから前年同月をやや上回ると予測されていた。牛肉輸入量は全体で前年を上回る結果で推移している。但し、チルドビーフ輸入量は、5月は前年同月を大きく下回り、6月は新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う北米現地工場の稼働停止等による生産量減少、供給不足を補う動きから豪州産の現地価格が高騰、輸入量減少が見込まれ、前年同月をかなりの程度下回ると予測。不確定な輸入品から国産への堅調期待が高い。枝肉価格は低迷しているが、宣言解除後、緩やかに回復することを期待されている。
 (2)豚肉
 全国の肉豚出荷頭数は前年をわずかながら上回る数字で推移し、この後の出荷予測頭数も前年並みまたはわずかに上回る見通しである。輸入通関実績は豚肉全体で前年同月を若干上回る数字で推移している。チルドは関税率削減により、3月末の未通関玉が4月に繰り越したことで輸入量が増加し、前年を上回った。新型コロナ禍に伴う北米工場の休止、減産などにより、しばらく輸入チルドポークが減少する。米国の高い感染者数は今後何が起こるか不透明感が増している。
 (3)食鳥
 処理羽数は前年並みで推移。新型コロナの影響は鳥インフルエンザ発生の場合と異なり、生産面で直接の影響はないものの、処理場従業員が罹患した場合の対策が課題になる。消費面では、インバウンド需要・学校給食の激減、大規模イベント等の中止・自粛や夜間の外出自粛等による鶏肉消費の落ち込みが続いているが、内食需要は好調をキープしている。鶏肉相場は依然落ち込みもせず、弱保合程度で推移している。
 (4)消費
  家庭での食事機会増加の影響で需要が高まる中、保存性の高さが評価されたほか、一斉休校による子供の在宅率の増加の影響が大きく精肉・加工品ともに小売り好調に推移した。外食からの移行で、人気冷凍食品の欠品もわずかながらあり、加工品のハム・ソーセージ・ベーコンに加え、レトルト・ハンバーグなどの簡便調理食材が好調。
 日本チェーンストア協会が公表した4月販売概況によると、畜産品の売上は937億円(店舗調整後で前年同月比118.0%)となり3か月連続で前年実績を上回る結果。畜産品の動向としては、牛肉、豚肉、鶏肉といった精肉に加え、鶏卵やハム・ソーセージなど、いずれも好調だった。

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 消費者の食べる量が変わらなければ、全体量の大きな変化はないはずです。給食用・外食向け・イベント向け等のカテゴリー別ではその需給バランスが大きく変化しています。生活様式の変化も大きな要因として挙げられ、簡便な調理での冷凍食品は家庭用・業務用で大きく明暗を分けています。
 また、特化した出荷をしていた生産者が農産物を廃棄せざるを得ない状況に、種々の「生産者応援キャンペーン」が、地産地消とステイ・ホームが連動して、JAを中心に推進されています。

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Flu virus with 'pandemic potential' found in China(BBC Newsの30 June 2020, Web配信記事より抜粋)
「世界的流行も」新型インフルエンザ、中国で発見
https://www.bbc.com/news/health-53218704
(右図はクリックで拡大します)
中国で新型豚インフルを確認、パンデミックの可能性も

 「G4」と名付けられた新型豚インフルエンザの株は、遺伝的に2009年に流行した豚インフルエンザH1N1に由来する。中国疾病予防抑制センター(Chinese Center for Disease Control and Prevention)と複数の大学の研究者らは、「ヒトへ高度に適応して、感染力を持ち、流行する全ての本質的な特徴を備えている」として警鐘を鳴らしている。
 2011年から2018年にかけて、中国10省の食肉処理施設と動物病院で、豚鼻腔からサンプル3万点を採取し、179株の豚インフルエンザウイルスを分離。その大半が2016年以降に豚の間で流行している新型だったという。
 分離されたウイルスは、豚で人間同様の発熱、せき、くしゃみといったインフルエンザ症状を示した。フェレットを使った実験では、G4の感染力が強く、またヒト由来細胞で増殖が確認されている。また、季節性インフルエンザの感染やワクチンで獲得される免疫では、G4に対する防御効果がないことが明らかになった。
 養豚関係者を対象に実施した抗体検査では、10.4%という高い陽性結果が出ている。一般の人々の抗体保有率は4.4%。豚からヒトへの感染がすでに起きていることは明らかだが、最も懸念するヒトからヒトへの爆発的感染(パンデミック)が起きるかどうかについては証拠がまだない。
 
 鳥インフルエンザが必ずしも高い病原性を示さずに、“渡り鳥”がシベリアのウイルス冷凍庫と中国を橋渡しし、数頭残飯飼育している庭先養豚の体内で、ヒトに感染し病原性を示す組換えが起こることより、中国を問題視してきました。それが実際に養豚場労働者から高率に分離されているとなると、何かしらの対策を取る必要があると考えます。 
 中国外務省は限られた範囲の検体数の発表であり、この懸念を重大視しない動きを見せています。更なる研究結果を知りたいです。


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Chinese Harbin Institute: New ASF vaccine is effective
https://www.pigprogress.net/Health/Articles/2020/3/Chinese-Harbin-Institute-New-ASF-vaccine-is-effective-549147E/

中国ハルビン研究所:ASF新ワクチンが効果的

 中国のHarbin Veterinary Research Instituteは、アフリカの豚コレラ(ASF)に対するワクチンを開発したと発表。これは、臨床検査によると、安全で効果的であった。中国農業科学院(CAAS)が監督するハルビン研究所は、ウイルスから一連の遺伝子を削除して、病原性が低下した生ワクチンを作成した。市販のワクチンがいつ入手可能になるかについては触れられていない。HLJ / 18と呼ばれる中国初のASFウイルス分離株を元株として、遺伝子組換え技術を使用して、組換えウイルスを構築。7つの遺伝子が削除されたウイルス(HLJ / -18-7GD)が選択された。最高用量でブタに接種しても、ウイルス血症を引き起こさず、一部のリンパ節でのみ複製され、約2週間で体内から分離できなかった。妊娠母豚に対しても、妊娠の初期、中期、後期のワクチン接種は流産を引き起こさなかった。

 早く実用化して、中国における清浄化を期待します!
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 まだまだ私たちの生活はしっくりこない、COVID-19の影響がありますね。EUはすでに各国間の往来が許可され、以前の経済活動に戻そうという見えない大きな力が感じられます。しかし、ワクチンはまだ完成しておらず、またこれなら大丈夫という治療法も確率されておりません。
 安倍首相の求心力が衰え、地方と国で責任の所在が曖昧な部分もあり、休業補償と自粛がワンセットでない状況では、この冬ばかりでなく、来年のオリンピックも危ういように感じます。来年の新人採用がゼロという発表だけでなく、MR・営業マンの削減や本社オフィス不要論まで出てきております。
中長期の視点、全体像を見渡した取組みが求められているのだと感じております。


株式会社エコアニマルヘルスジャパン

代表取締役 石垣 克至

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