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株式会社エコアニマルヘルスジャパンは、高品質な動物用医薬品を提供する研究開発型の製薬企業です。

新着情報NEWS&FAQ

新着情報

2020年3月のご挨拶


早春の候、皆様ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
 世の中『異常事態』といってよいほどの変化に正直驚いております。マスクが無いのも不可思議ですし、トイレットペーパー騒動などオイルショック以来で【集団心理】の恐ろしさを感じます。新型コロナウイルス感染の低い死亡率から、「全国休校」の対応には賛同できないし、10代の若者のウイルス排泄が多くて感染率が高く、クラスターの発生原因であるという証拠データを見ていません。日本人は6歳までに4種の通常コロナウイルス感染を経験することより、その「交差免疫」と「生来持つ防御免疫力の高さ」から、子供に重症例がなく、多くのヒトへの感染源である“スーパースプレッダー”が子供であるという報告例がないのに、なぜ「全国休校」なのでしょう?強制ではない“要請”なのにここまで徹底して、“忖度”する真面目な、怒らない、我慢する日本国民に違和感すら覚えます。経済への影響とオリンピック開催が心配です。4月末までに片付かないと、各国選手団が調整のため5月に入国予定なので、友好都市・誘致市町村が大変ですよね。いやいや、リーマンショック以降での【日本経済の危機】になってしまうのでしょうか?

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中国ハルビンからASF(アフリカ熱病)のワクチンのニュースです。

Chinese Harbin Institute: New ASF vaccine is effective より抜粋

https://www.pigprogress.net/Health/Articles/2020/3/Chinese-Harbin-Institute-New-ASF-vaccine-is-effective-549147E/?utm_source=tripolis&utm_medium=email&utm_term=&utm_content=&utm_campaign=pig_progress
 「中国ハルビン研究所: 新しいアフリカ豚コレラ(
ASF)ワクチンは効果的」 

 中国のハルビン獣医学研究所は、ASFに対する遺伝子欠損弱毒生ワクチンを開発したと発表。これは、実験室試験において安全で豚攻撃試験で効果的であった。Science China Life Sciencesで発表され、記事が公開された。中国農業科学院(CAAS)が監督するハルビン研究所は、分離ウイルスから一連の遺伝子を削除して、毒性が低下した弱毒生ワクチンが作成できた。

 HLJ/18と呼ばれる中国初のASFウイルス分離株を元株として使用し、組換え技術を用いて異なる欠損遺伝子を持つ一連の組換えウイルスを作成した。合計で6つの組換えウイルスについて実用化の検討試験がなされた。病原性(安全性)、免疫原性、および感染防御試験により、7つの遺伝子欠損株(HLJ/-18-7GD)が選抜された。

 開発ワクチンを高用量で接種した際、実質臓器ではワクチンウイルスは複製されず、ウイルス血症を認められず、一部のリンパ節でのみ複製された。約2週間で体内から分離できなくなり、豚から豚への感染による、ウイルスの持続感染は確認されなかった。さらに、妊娠の初期、中期、後期の接種による流産も認められず、妊娠母豚にとっても安全であった。接種後に生まれた子豚の割合は、予防接種を受けていない対照群の割合と変わらなかった。

 HLJ/-18-7GDASFウイルスに対する安全かつ効果的なワクチンであり、ASFウイルスの拡散を制御する上で重要な役割を果たすことが期待される。

A seven-gene-deleted African swine fever virus is safe and effective as a live attenuated vaccine in pigs (文献)

http://engine.scichina.com/publisher/scp/journal/SCLS/doi/10.1007/s11427-020-1657-9?slug=fulltext

 ASFウイルスは培養細胞株への増殖では、免疫原性を失い、攻撃試験での防御効果が認められなくなるという報告がありました。そこで動物から組織を取り出しバラバラにして、そのまま用いる初代細胞で生産されるべきであり、ブタ骨髄細胞(PBM)により、免疫原性を保持したASFウイルス複製が可能なことが報告されています。HLJ / 18-7GDワクチン株の増殖する際、1頭のSPF子豚から得られるPBMから少なくとも20万ドーズのワクチン(10 6 TCID 50 /用量)を生産できるそうです。費用対効果の点で商業化の実現可能だと思います。このワクチンがASF制御に重要な役割を果たすことが期待されます。相互プラットフォーム契約しているBoehringer社が世界展開するのでしょうか?

「建投快评」曙光!非瘟疫苗重大突破,饲用消费恢复进程(ワクチンの快挙)
https://www.twoeggz.com/info/334388.html
中国語で発表文献の説明がされております。 ***********************************

Pork commentary 3/2付け)より抜粋

https://www.genesus.com/jim-long-pork-commentary-mar-2nd-2020/ 

過去私たちは皆、米国株式市場とリーン・ポーク(赤身豚肉)先物の大きな下落を見てきた。新型コロナウイルス(COVID-19)の流行中だが、これまでのところ米国の輸出増加が続いている。

  • 1週間前の42,000トンから18%増加。(増加が続いている)
  • 11日以降、米国の豚肉輸出は前年比で91%増加。

    2019 = 158,043YTD1/1から今日まで)

   2020 = 302,000YTD1/1から今日まで) 週に約20,000トン増加が継続。

  • 現在までに米国内屠場処理頭数は、週当たり約20万頭に増加している。
  • 輸出の増加は、養豚生産の増加とほぼ同じ。

      中国;               400%増

      メキシコ:            57%増

      日本:                 8%増

順調に中国減産に伴う需要に対応しようと、米国は豚肉生産増が続いています。

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早春の候、皆様ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。


 世の中『異常事態』といってよいほどの変化に正直驚いております。マスクが無いのも不可思議ですし、トイレットペーパー騒動などオイルショック以来で【集団心理】の恐ろしさを感じます。新型コロナウイルス感染の低い死亡率から、「全国休校」の対応には賛同できないし、10代の若者のウイルス排泄が多くて感染率が高く、クラスターの発生原因であるという証拠データを見ていません。日本人は6歳までに4種の通常コロナウイルス感染を経験することより、その「交差免疫」と「生来持つ防御免疫力の高さ」から、子供に重症例がなく、多くのヒトへの感染源である“スーパースプレッダー”が子供であるという報告例がないのに、なぜ「全国休校」なのでしょう?強制ではない“要請”なのにここまで徹底して、“忖度”する真面目な、怒らない、我慢する日本国民に違和感すら覚えます。経済への影響とオリンピック開催が心配です。4月末までに片付かないと、各国選手団が調整のため5月に入国予定なので、友好都市・誘致市町村が大変ですよね。いやいや、リーマンショック以降での【日本経済の危機】になってしまうのでしょうか?

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中国ハルビンからASF(アフリカ熱病)のワクチンのニュースです。

Chinese Harbin Institute: New ASF vaccine is effective より抜粋

https://www.pigprogress.net/Health/Articles/2020/3/Chinese-Harbin-Institute-New-ASF-vaccine-is-effective-549147E/?utm_source=tripolis&utm_medium=email&utm_term=&utm_content=&utm_campaign=pig_progress


 「中国ハルビン研究所: 新しいアフリカ豚コレラ(
ASF)ワクチンは効果的」 

 中国のハルビン獣医学研究所は、ASFに対する遺伝子欠損弱毒生ワクチンを開発したと発表。これは、実験室試験において安全で豚攻撃試験で効果的であった。Science China Life Sciencesで発表され、記事が公開された。中国農業科学院(CAAS)が監督するハルビン研究所は、分離ウイルスから一連の遺伝子を削除して、毒性が低下した弱毒生ワクチンが作成できた。

 HLJ/18と呼ばれる中国初のASFウイルス分離株を元株として使用し、組換え技術を用いて異なる欠損遺伝子を持つ一連の組換えウイルスを作成した。合計で6つの組換えウイルスについて実用化の検討試験がなされた。病原性(安全性)、免疫原性、および感染防御試験により、7つの遺伝子欠損株(HLJ/-18-7GD)が選抜された。

 開発ワクチンを高用量で接種した際、実質臓器ではワクチンウイルスは複製されず、ウイルス血症を認められず、一部のリンパ節でのみ複製された。約2週間で体内から分離できなくなり、豚から豚への感染による、ウイルスの持続感染は確認されなかった。さらに、妊娠の初期、中期、後期の接種による流産も認められず、妊娠母豚にとっても安全であった。接種後に生まれた子豚の割合は、予防接種を受けていない対照群の割合と変わらなかった。

 HLJ/-18-7GDASFウイルスに対する安全かつ効果的なワクチンであり、ASFウイルスの拡散を制御する上で重要な役割を果たすことが期待される。

A seven-gene-deleted African swine fever virus is safe and effective as a live attenuated vaccine in pigs (文献)

http://engine.scichina.com/publisher/scp/journal/SCLS/doi/10.1007/s11427-020-1657-9?slug=fulltext

 ASFウイルスは培養細胞株への増殖では、免疫原性を失い、攻撃試験での防御効果が認められなくなるという報告がありました。そこで動物から組織を取り出しバラバラにして、そのまま用いる初代細胞で生産されるべきであり、ブタ骨髄細胞(PBM)により、免疫原性を保持したASFウイルス複製が可能なことが報告されています。HLJ / 18-7GDワクチン株の増殖する際、1頭のSPF子豚から得られるPBMから少なくとも20万ドーズのワクチン(10 6 TCID 50 /用量)を生産できるそうです。費用対効果の点で商業化の実現可能だと思います。このワクチンがASF制御に重要な役割を果たすことが期待されます。相互プラットフォーム契約しているBoehringer社が世界展開するのでしょうか?

「建投快评」曙光!非瘟疫苗重大突破,饲用消费恢复进程(ワクチンの快挙)

https://www.twoeggz.com/info/334388.html

中国語で発表文献の説明がされております。

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Pork commentary 3/2付け)より抜粋

https://www.genesus.com/jim-long-pork-commentary-mar-2nd-2020/ 

過去私たちは皆、米国株式市場とリーン・ポーク(赤身豚肉)先物の大きな下落を見てきた。新型コロナウイルス(COVID-19)の流行中だが、これまでのところ米国の輸出増加が続いている。

  • 1週間前の42,000トンから18%増加。(増加が続いている)
  • 11日以降、米国の豚肉輸出は前年比で91%増加。

    2019 = 158,043YTD1/1から今日まで)

   2020 = 302,000YTD1/1から今日まで) 週に約20,000トン増加が継続。

  • 現在までに米国内屠場処理頭数は、週当たり約20万頭に増加している。
  • 輸出の増加は、養豚生産の増加とほぼ同じ。

      中国;               400%増

      メキシコ:            57%増

      日本:                 8%増

順調に中国減産に伴う需要に対応しようと、米国は豚肉生産増が続いています。

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 今回の新型コロナの件でも、改めて日本国内の報道と、海外の報道に大きなギャップを感じます。WHO発表の「最大の懸念」の4か国に日本が含まれたことを、重要視すべきだと感じております。情報発信が無い、または下手くそなので、日本は私たちが思っているよりも低い評価なのだと感じました。

 ASFワクチンは米国S&T, USDAHuvepharma社、Inovio社、Plumbline社、ViroVet社、Pirbright研究所等々で開発が進められている中、昨年のAPVS2019での中国が新型ワクチンを早ければ年内に実用化できるという発表を疑問視しておりました。中国の開発力を侮ってはいけないようですね。まだまだ日本が優れていると妄信しているのは、日本の指導者が「井の中の蛙」「島国根性」が残る昭和の古い考え方のままだからでしょうか。もう令和2年、頭を切り替えないとこれからの“5G”に対応できなくなるのでしょうね。

 今回の新型コロナの件でも、改めて日本国内の報道と、海外の報道に大きなギャップを感じます。WHO発表の「最大の懸念」の4か国に日本が含まれたことを、重要視すべきだと感じております。情報発信が無い、または下手くそなので、日本は私たちが思っているよりも低い評価なのだと感じました。

 ASFワクチンは米国S&T, USDAHuvepharma社、Inovio社、Plumbline社、ViroVet社、Pirbright研究所等々で開発が進められている中、昨年のAPVS2019での中国が新型ワクチンを早ければ年内に実用化できるという発表を疑問視しておりました。中国の開発力を侮ってはいけないようですね。まだまだ日本が優れていると妄信しているのは、日本の指導者が「井の中の蛙」「島国根性」が残る昭和の古い考え方のままだからでしょうか。もう令和2年、頭を切り替えないとこれからの“5G”に対応できなくなるのでしょうね。


株式会社エコアニマルヘルスジャパン

代表取締役 石垣 克至