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株式会社エコアニマルヘルスジャパンは、高品質な動物用医薬品を提供する研究開発型の製薬企業です。

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2021年6月のご挨拶


2021年6月のご挨拶

アフリカ豚熱から急速に回復する中国

世界のメガファームのランキングが公表されました(詳細はこちら:https://www.pigprogress.net/World-of-Pigs1/Articles/2021/6/Who-are-the-worlds-mega-pork-producers-760452E/)。

Pork producer

No. of
sows
 (2020)

No. of
sows
 (2019)

Difference
2020 vs 2019

Muyuan Foodstuff (China)

2,624,000

1,283,200

1,340,000

Wens Group (China)

1,800,000

1,300,000

500,000

Smithfield Foods/WH Group (USA)

1,225,000

1,240,000

-15,000

Zhengbang Group (China)

1,200,000

500,000

700,000

New Hope Group (China)

1,200,000

500,000

700,000

Charoen Pokphand Foods (Thailand)

1,180,000

1,150,000

30,000

Techbank Food (China)

500,000

200,000

300,000

Triumph Foods (USA)

443,200

492,000

-48,800

Sichuan Dekon Group (China)

400,000

100,000

300,000

Brasil Foods (Brazil)

388,500

388,500

0

世界の大手生産者のリスト(記事よりTop10を転記)

トップ10の生産者リストに6社の中国企業が名を連ねていますが、これらの企業で母豚数が約380万頭増加しています。一方で、その他の国々の母豚数にはほとんど変化はないということですので、いかに中国の成長(回復)が著しいかわかるかと思います。詳細を発表したGenesus社によれば、世界の養豚業界の未来は明るいということですが、企業の統合も進んでいくのかもしれません。需要については、将来的には動物タンパク(特に豚肉、鶏肉)生産の約25%はアジア地区で消費されるとの見方もあるようですので、中国の勢いはまだまだ続くのでしょう。弊社中国ECO社によると、著しい回復の裏で母豚が不足しており、コマーシャル農場から雌子豚を母豚候補豚に組み入れなければならない現象も起きており、疾病コントロールの面で問題も見られるようです。

国内においても、栄養学、遺伝学、疾病対策、設備投資、その他リソースなど、利用可能な技術を活用することで明るい未来になることを願っています。 

さて、弊社石垣顧問の記事も5になりました。これらの情報が生産現場において、一つでもお役に立てれば幸いです。


 

株式会社エコアニマルヘルスジャパン
代表取締役  横山 勝義